フクロユキノシタの自生地について

引き続き食虫植物の話である。フクロユキノシタは和名で 、セファロタス フォリキュラリス(Cephalotus follicularis)という。これまたざっくりとオーストラリア南西沿岸部に自生しているといくつかのサイトでは紹介されているが、果たしてどのあたりだろうか。wikipedia-Cephalotus#Ecology によると、

recorded in the Warren, southern Jarrah Forest, and the Esperance Plains.

とあるが、いくつかの森林地区に跨っているようだ。

自生地で撮られた写真の背景に一部海岸が写っていることから、
Albany 近くのビーチらしいが、詳しい事はわからない。

オーガスタ近郊ともあるが、まだまだ日本語での情報は少ないようである。

参考

DBCA Library

ハエトリソウの自生地について

ハエトリソウをご存知だろうか。食虫植物で有名なやつで、ホームセンターなどによく置かれているトゲトゲの可愛らしい生物である。育て方などは検索するとすぐ出てくるけど、本来どこに自生しているのかという情報はなかなか見つけられない。 米国のnorth and south carolinaにまたがる湿地帯に生育しているとここには書いてある。wikipedia- Venus_flytrap#Habitat

日本の柴田千晶氏らの記録(米国南東部の食虫植物調査記録)によると、クロアタン国立森林公園(Croatan National Forest)内のキャンプ地で自生しているのを観察したらしい。

いつか自生地巡りをしたいと考えている人(管理人含めて)にとって、これだけでも大分場所が特定できたと思われる。

特集-アーボリストについて

アーボリストという職業

アーボリストという職業を知っているだろうか。初めてこの”言葉”を知ったのはとあるTV番組を観ていた時の事である(そのときに映しだされていた方々がここで紹介されている)。何ならロープワーク等で高い木に登って枝打ち・剪定をする人達をこう呼ぶそうである。空師も一部の地域ではアーボリストのことを指すらしい。

職域

アーボリストは欧米由来の言葉らしく、Arborist-wikipedia にいろいろ書いてある(日本語のページはまだない)。樹木医であったり、ざっくり植物管理のプロフェッショナルと定義されている。日本では上記のように高木に登って作業する(特殊伐採)が主であることのように思っていたが、どうやらそれだけではないらしい。ここでは避雷針の設置や植樹も行っているようだ。

活動範囲

上記にあるリンク先等の内容を参考にすると、別荘地での樹木管理、寺社仏閣などの重機が入れない箇所での伐採、防災や災害復旧対応などなど。造園業以外での寺社仏閣との関わりについてはなるほどと目から鱗であった。

アーボリストの背景

どのような人たちがこの職業を選ぶのだろうか。やはり多いのは造園業や林業を生業にしている人たちだろう。ただ、これらの人たちは重機を扱う仕事の方が多く、単独や少人数で行う作業は少ないようにも思うが、偏見だろうか。山登りやロープを使ったクライミングが趣味の人、元アスリートとまだまだ知らない人たちがいるのだろう。

最後に

アーボリストという職業はまだまだ日本において認知されていないようだ。植物や造園業・林業はずっと興味のある分野である。寺社仏閣の多い地域に住む者にとって、こういう接点もあるのかと勉強させられた。山裾に多い寺社仏閣なかでも適切に管理されていない所は今では動物たちの格好の出没場所になっているし、適切に管理されている所に出没すれば、有害鳥獣として駆除されている現実もある。狩猟者の一部は造園業・林業を生業にしている人たちが多い。狩猟と両立可能な職業を探してる管理人とって気になる職業である。