「保健体育の先生で声優業もされていますナラタケさんです」
「最近見つけた趣味についてもお話していただきます」
「宜しくお願いします」
「平日にお越しいただいて大丈夫でしたか?」
「非常勤で多少融通が利きますので、お気遣いいただきありがとうございます」
「多感な時期の生徒さんと顔を合わせるのっていかがですか?」
「そうですね、非常に刺激的ですね、少し気楽な立場で仕事をさせて頂いていますので」
「刺激的と言えば、すごい(豊満かつ引き締まっていて)お体で、衣装も大胆ねえ」
「ええ、これは少し大げさにして居ります」
「生徒さんはまだ言葉による表現が拙いものですから、どうしても態度に出てしまう」「言葉よりも行動を優先してしまう場合がほとんどなんです」
「それでも少し自我みたいなものもあるので複雑なんですけど、それが面白くって」
「言葉とは裏腹に男の子からも女の子からも「あーこういう感じね」って💗」
「それも声優業としての肥やしにさせて頂いております」
「茸師さんもそうじゃありませんでしたか?」
「ジッとしているのが苦手でしたね。それでも教室にいないといけないから、授業中教科書も出さずに机に伏せていたら、先生から「僕と心のキャッチボールをする気はないんか!」って怒られたこともありましたっけ」
「話を戻しますけど、声優のお仕事のきっかけは何だったの?」
「元々、人体の構造には熟知(精通)していたので、それと仕事柄、心の機微にも詳しくなりますから、これは何かに活かせるんじゃないかと思いまして」
「それで声優?」「ええ」
「最初はただ単に発声を色々変えて、声まねをしていただけなんですけど」
「これが思いのほか、ご好評頂いて」「へえ」
「最近、音楽を始められたとか」
「そうそう、とある番組であるバンドがメンバーを募集中ってのを拝見して、ドラムスを始めたんです」
「そういえば、シンバルみたいなものが、アクセサリーかなんかとばっかり」
「いつかご一緒に演奏したくって」「ふふ」
「茸師さんもいかがですか?」
「わたくし?私は鑑賞させていだだくだけです」