きのこ漫談25
桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!
「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」
「夫:香川県出身カバイロチャワンタケ、妻:沖縄県出身ウスベニコップタケ」(どん)
「水に流すついでにやっぱり外せへんのがあるのよ」「何ですか?」
「茶道・華道」「ちょっと嫌な予感」
「わかるで、まさか○器でお茶を点てるとかし○瓶にお花を差すとかやろ?」「そんなことしたら、即破門」
「わかってるがな、そんなことせーへんよ、僕、これでもある一門を預かってる身やさかい」「初耳」
「だてに”菌師”を名乗ってないで」「どうでもいい」
「ほな、ぼちぼちいこか」「あ、やるんだ」
「御二人はあれですか?やっぱり何かの先生とかしてはるの?」
「夫:お茶の先生をしています」「妻:活け花の先生をしております」
「道理で風格あるわ、それぞれ伝統・文化・歴史がおありなんやろなあ」
「後学のためにお聞きしたいんやけど、”きのこ道”ってあったら、どんな感じになると思います?」
「夫:やっぱり、きのこ茶がベースになるんですかね?」
「妻:あら、そうなの?きのこと共生関係にある植物とのコラボとかいいんじゃないかしら?」
「夫:なるほど、その植物の葉を茶葉にして、きのこをつけて食べる、きのこ茶菓子とか」
「妻:それいいわね、空間はお花とキノコの華であしらって、て、きのこの華って何かしら?」
「夫:キノコの華といったら、傘じゃないの?」
「妻:傘と花吹雪いいわね」
「妻:それと私思いついちゃった、きのこの傘を土台にして、お花を生けるの」
「夫:それなら、きのこの山から滝が流れるなんてどうだろ?」
「妻:風車がきのこ模様とか」
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「ちょっと泪が止まりませんなあ」「何泣いてるんですか?」
「こんなきのこ談義そうそうないから、つい嬉しくなってもうて」
「え?僕の汚物はいらない?」「それは流石に殺生やろ」