茸師の部屋38

茸師の部屋37

「衣装プランナーのザラエノハラタケさんです」

「よろしくお願いします」

「衣装プランナーってどういったお仕事なの?」

「その日の雰囲気でその人に合ったトップスやアンダーを選ばせて頂くお仕事です」

「例えば・・・」

「上がマダラ模様で下は白のミニとかいかがですか?」

「あーそういう感じなのね、てっきり下着の事かと」

「下着でも構いませんよ、そうですね、レース付きの淡いピンク色の下着なんかどうですか?」

「これはどうやってお決めになっているの?」

「形態とネコ科のいきものをイメージしています」

「わたくしにも一つイメージして頂いてもいいかしら?」

「それじゃあ」

「クロヒョウとシベリアンタイガーですかね」

「しなやかで芯が強い女性って感じで💗」

「こういっちゃなんだけど、○○のおばちゃんってイメージされるかとヒヤヒヤしちゃった💗」

きのこ漫談38

きのこ漫談37

桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!

「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」

「夫:ヒラタケ、妻:カバイロツルタケ」(どん)

「しっかし、奥さんは大人気やな、肌も健康的に見えて、ピチピチしてるんもんなあ」「何?その目線、いやらしい」

「そやけど、今日の旦那さんは珍しいで、この時期には」「そうですね」

「ちょっとお話を伺ってみよか」

「お二人はあれですか、年の差カップル的なやつですか?」

「妻:菌師さん、ちょっとええですか?」

「ん?どうぞ(また久しぶりの感覚やわ)」

「妻:あんた、あの皺くちゃのババアと別れて来たん?」

「夫:あー、別れてないよ」

「妻:ホンマ、舌の根も乾かんうちに、それどういうことなん?、それでよう手ー出してきたね?」

「(どうやら、ヒラタケさんと同じ樹にカピカピのキクラゲさんも居ったみたいやな、それを熟女扱いしてるんやわ)」「(何ですか?その設定(笑」

「妻:あの世に送ったろか!この変態ロリコンジジイがーーー(怒」

「夫:ちょっとこんなところで元ヤンの素を出さんでもええがな、折角のべっぴんさんが台無しやろ」

「妻:台無しもへったくれもあるか、火傷だけじゃ済まされへんよ」

「夫:どないせーいうねん?」

「妻:尻に敷いたるさかい、覚悟しいや💗」

「奥さん、カバいい!!ウマい!!、座布団一枚、いや座布団十枚」

「旦那さん、一言どうぞ」

「夫:下だけでなく、手の平の上でも転がす気か」

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「やっぱり(昨晩のご飯で)ヒラタケは歯ごたえ合って、美味かったわ」

「キクラゲも入ってたんでしょ?」

「水で戻してないから、皺くちゃのままやったわ」

茸師の部屋37

茸師の部屋36

「山岳信仰の開祖でMr.茸士でもあられますテングタケさんです」

「よろしくお願いします」

「今日はお弟子さんらとは来られてないんですね」

「イボテングタケとベニテングタケの事ですか」

「彼らは毒立しまして、イボテングタケに関しては『壌土宗』、ベニテングタケに関しては『壌土真宗』なるものを、ましてやその影響たるや」

「そうですよね、わたくしあなた方を差し置いて、「茸師」を名乗らせて頂いているんですけど🍄」

「お気になさらずにお嬢さん、私はすでに隠居の身ですから、それに毎日真摯に祈祷(帰登)される方もそうそう居られますまい、本来口にするもの以外ここには出られないはず、それなのに呼んで頂いたんですから至極光栄で」

「まあ、嬉しい事を仰って下さって、無理をすればいけるんでしょうけど、やっぱりね💗」

「それよりも、年々役(厄)が早まっているようで、この先が気掛かりというかそれが心残りですかね」

「あら、心配なさらずとも思いは不滅じゃありませんか」

きのこ漫談37

きのこ漫談36

桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!

「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」

「夫:マンネンタケ、妻:カバイロツルタケ」(どん)

「ちょっと夏風邪引いたっぽいわ」「近寄らんといて下さいよ、もう」

「人の事、バイ菌みたいに」「え?、違うんですか(笑」

「そんな事より、今回のゲストをお迎えしますか、ゴホゴホ」

「自己紹介をお願いします」

「夫:製薬会社で薬の研究開発をしております」「妻:酒造会社で働いています」

「はー、道理で薬品の匂いがするわけや」「どんな嗅覚してるんですか?」

「お二人は風邪引いてもあれでっしゃろ、自分らで被検体になったつもりで色々と試せるんちゃいますの?」

「夫:それがこの前、僕が風邪を引いたときに彼女が作った薬を試したんですが、お酒のジンにキノコを入れたうがい薬を渡されましてね」

「妻:どうだった?」

「夫:喉がガラガラジンジンとして、それはもう熱がさらに高くなりましてね」「ふふふ」

「妻:あーそうなの、私が寝込んだ時にあなたがくれたお薬、あれ何だっけ?」

「夫:ん?、ウイスキーにキノコ入れた風邪薬やろ、どうやった?」

「妻:幻覚みえたわよ💗」

「何か楽しそうで何よりですわ、ほんなら僕にも何かあります?」

「夫妻:菌師さんには生きのこ(生薬)💗」

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「そういや、ここ数年風邪らしい風邪引いたことないわ」

「”馬鹿は風邪を引かない”ってホントなんですね」

「今日は辛辣やねえ」

きのこ漫談36

きのこ漫談35

桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!

「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」

「夫:ドウシンタケ、妻:カラムラサキハツ」(どん)

「海外からのお客さんは初めてちゃう?」「そうですね」

「ow、you two were where meet you?」「何なんです?その英語(笑」

「夫:日本語で大丈夫ね」

「あー助かるわ、結構続けるの大変やし」

「唐突にお伺いしますけど、お二人はお互いどこに惹かれたんですか?」

「夫:唇ですね」「妻:ちょんまげみたいなJapones head」

「旦那さんは普通やけど、奥さんのちょんまげって何ですの?」

「妻:日本のアニメが大好きで、彼が現れた瞬間にやった!、やったよ!!って」

「それ何のアニメですの?」

「妻:名前は分からないけれど、koro-chan💗」「ふふふ」

「夫:アマニータ(テングタケ属)は危険だけど、僕は平気、平気」

「夫:彼女のlipsはundress me ね」

「それどういうことですの?」

「夫:日本語で言えば、ボ○キするってこと」

「ハハハ、そんな日本語どこで覚えたん(笑」

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茸師の部屋36

茸師の部屋35

「お笑いトリオのメンバー、(コ)オニイグチさんとヒトヨタケさんです」

「コント『生きのこる』です」「よろしくお願いします」

「O:生きのこるってなんだろ?」「H:生きのこるってなあに?」x2

「O:はぁあああい」「H:お兄ちゃん、どうしたの?そんな暗い顔で溜息ついちゃってさあぁ」

「O:よく考えてみろよー、ヘンリー、昨日も朝からキノコ狩り、今日も朝からキノコ狩り、明日も朝からキノコ狩り⇧、多分大みそかの朝もキノコ狩りw」

「O:毎日同じことの繰り返しで生きのこるって気がしないんだよぉぉぉぉぉぉ」

「H:そんなことないよ、お兄ちゃん、Let’s begin!!」

「H:そんなのお兄ちゃんらしくないよ、「鬼の目にも涙」なんてさぁああああ」

「H:そんな弱音はいてんだったらさあ、俺がさぁー、お兄ちゃんに挑戦状をたたきつけるよぉーーー」

「O:ヘンリーがお兄ちゃんに挑戦状?弱っちいのに」

「H:今年こそは、今年こそは、「鬼に金棒」持って来たんだべさーーーーー」

「O:おぅ、ヘンリー、それは卑怯だろ、やめろって、血が吹いて、いてーだろがぁ(怒」

「H:お兄ちゃん、聞いて、聞いて、生きのこってるじゃん!」

「O:そうだったぁ💡」

「H:生きのこるってなんだろ?」「O:生きのこるってなあに?」x2

「H:鬼ころし🍶」

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「O、H:どうでした?、茸師さん」

「よくわかんないけど、鬼気迫るものがあったわね💗」

Special Thanks:

茸師の部屋35

茸師の部屋34

「アイドルで歌手をされてますヤマドリタケモドキさんです」

「よろしくお願いします」

「あなたは以前の背景でご紹介しようかと思っていたんですけど、今日のお召し物で吹き飛んじゃったわ💗」

「そうですか」

「夏きのこのアイドルとしてどう思われます?」

「芳香が足りないと世間では言われますけど、どうですか(笑」

「そうよね、存在感がありすぎて妖艶で凄いセクシー💗」

「それに、お召し物のカラーがピンクパープルなんて、わたくし初めて拝見しました」

「そうですか」

「あなたはしそうにないけど、小麦色に日焼けして、こんな色のビキニ下着してたら、世の男性はもっとヤバかったんじゃないかしら」

「少し素がでてます💗」

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またしても昨日からの流れが

きのこ漫談35

きのこ漫談34

桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!

「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」

「夫:オオゴムタケ、妻:アワタケ」(どん)

「ちょっと、これは時間帯早いんちゃう?大丈夫なん?」「どういうことです?」

「だって、○男優と○○○嬢の方たちやろ、夜勤明けご苦労様です」「まあ、いやらしい」

「とりあえず今回のお二人に聞いてみよか」

「ご職業は何されてますのん?」

「夫:夫婦で魚屋をしております」「妻:はい」

「はー、道理で今回は作業着スタイルで来られた訳ですな、朝早くから仕事してはるから」

「今は何が旬ですの?」

「夫:鮪に鮑に、それに加工品だったら、キャビアやフカヒレなんかもいいですね」

「夫:新事業で養殖なんかも始めようかと」

「妻:聞いてくださいよ、菌師さん」

「何ですの?奥さん」

「妻:養殖だなんて威勢のいいこと言ってるんですけど、彼がトコブシで困っているんです」

「夫:それは言わん約束やろ?」

「妻:あんたが養殖やりたいって言ったからやろ」

「妻:どうせ期待してへんねんから、大きい事言わんでええねん、大きいのは図体だけにしときや」「ふふふ」

「まあ、まあ、奥さん落ち着いて、旦那さんが余計しょげてまうさかい」

「夫:それは流石に凹むなあ」

「手始めに稚魚の放流からやらはったら、どうですか?」

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「ちょくちょく国内でトリュフ探しすんねんけど、まだ見つけたことないわ、黒い方」

「へええ、国内にもあるんですね」

「しっかし、アワタケをあわび茸ってサジェストしてくるってどないなっとんねん?」

「泡と鮑だからじゃないですか?」

「どう見てもヒラタケやけど、黒アワビって狙っとるよね」

茸師の部屋34

茸師の部屋33

「今回はヒメキクラゲさんとシロキクラゲさんにお越しいただきました」

「コンビ名『オセロ』で活躍されています」

「後でちょっとした漫才も御披露して頂けるとの事、よろしくお願いします」

「あなたたちはいつから一緒にやっているの?」

「H:いつやろ?」「S:古くは小学生の時ちゃう?」

「H:あんたが何かのお花を摘んでたのを私が聞いたんや、『それなあに?』って」

「何の花だったの?」

「S:ヒメジオンっていうお花で」

「H:名前聞いて、『それ、私にピッタリやね』って言ったら、言い返してきて」

「S:『あなたはハルジオン』」

「H:『意味わからん事言う子やなあ』って思ったけど、なんか気が合うようになって、それから付き合うようになって、漫才学校に通うようになりましたね」

「なんかややこしいわね💗」

「H:でも、これ、今考えると、嫌み言われてたんとちゃうんかなあと」

「S:そんな事ないよー」

「H:白々しい、よーそんな事言えるわ、ホンマ」

「S:痩せたら、綺麗やのに」

「H:誰がリックドムやねん、やかましいわ、そっちこそジオングみたいな顔して」

「S:それどういう意味?」

「H:聞き返さんでええねん、そこはノリで『飾りじゃないのよ』って言えばええねん」

「S:そういえば、中森○菜さんのライブ一緒に観に行ったよね」

「S:きゃあ、『バジーナ様💗』って、お後がよろしいようで」

「え?、漫才始まってたの?」

「H:大丈夫ですよ、茸師さん」「S:茸師さんはニュータイプだから」

「それ、褒めてないでしょ💗」

きのこ漫談34

きのこ漫談33

桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!

「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」

「夫:スミゾメヤマイグチ、妻:ヒメキクラゲ」(どん)

「いやー、こんな時期にこのお二人を観れるとは感慨深いね」「そうですね」

「ちょっとしたきのこ界隈の事件やな、少し探り入れよか」

「おたくらはどこで知りあわはったん?」

「夫:呉服屋ですね」「妻:私のお店なんです」

「夫:それも僕が着替えているところを見られましてね」

「妻:それ言っちゃう?」

「え?何ですの?」

「夫:新しい服を試着しようとしたらちょっと窮屈で、帯を緩めた瞬間に空調がきつーなって、服がはだけてもうて丸見えでしたね」

「妻:立派なものをお持ちでした💗」「あら、まあ」

「そやかて、奥さんは何でそんな事したん?」

「妻:ムッとして暑いやろうから、冷まさなあかんなあと思って弱から強風にしたら案の定(笑」

「まあ、それはそれとして、それで付き合う事にはならんのとちゃうん?」

「妻:彼、書道家でその時買うた服で今年の字句をやるから、観ててくれっていうから、観てたら『おこめ💗』って」

「夫:艶姫にひとめぼれってやつですかね」「ふふふ」

「これが、いわゆる『桜田門外ノ変』ってやつか」