きのこ漫談9

きのこ漫談8-1

桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!

「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」

「夫:岐阜県出身カラカサタケ、妻:三重県出身キヌガサタケ」(どん)

「あれ?どこかで見たことある人おるで」「前回出演してくれはった人ちゃうん?」

「違う美人連れてるけど、ええの?」

「夫:別人ということでお願いしまーす」

「旦那さんはもうええかw、奥さんから行きますか」

「奥さんは何してはる人なん?」

「妻:レースクイーンをしております」

「はー、それでそんなにスレンダーなんや、何が良かったん?このけん制球の柔肌男の?」「こら、こら」

「きっかけはあったん?」

「妻:とある雨の日の事、私の大事な仕事道具のパラソルをどこかに置き忘れてしまったみたいで、それを探してたら彼が偶然通りかかって・・・」

「夫:ずぶ濡れで何かを必死で探している彼女を見かけたんです」

「夫:『その傘、お借りしてもよろしいですか?』と彼女が言うものですから、家も近いからいいですよって」

「妻:よく似た傘を彼が持っていたので、拝借してサーキットに無事戻る事が出来たんです」

「歌ってもよろしい?」「はい?」

「あの日~、あの時~、あの場所で君に会えなかったら♪ 僕らは何時までも、見知らぬふたりのまま、まま♪」

「それがきっかけ?」「妻:違います」

「ズコォ↓」「アンブレラや!」「あ、信じられへんってことね」「はい、はい」

「続きあるん?」

「妻:はい」

「妻:後日、お借りした傘を返したくって、あの場所でもう一度逢いませんか?と彼に連絡したんです」

「妻:そしたら、澄んだ夜空に天の川が流れてて、彼が見上げてて、満面の笑みで私に『綺麗だよ』って言ったんです」

「夫:それで、彼女も一緒に見上げてくれて、そっと『素敵ね』って呟いたんです」

「歌ってもよろしい?」「はい??」

「can you celebrate?♪ can you kiss me tonight?♪We will love long, long time 永遠ていう言葉なんて 知らなかったよね♪」

「ええ話やなあ」

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「今回は思わず、僕の歌唱力を披露することになってしまってお恥ずかしい」「いえ、いえ」

「二人のおかげで見えましたわ、きのこCUPのコースに『Silk Road』と『Milky Way』が追加されている未来が」「えええ」