茸師の部屋13

茸師の部屋12

「今回はご夫婦での出演です」

「ヌメリスギタケ(夫)さんとヌメリイグチ(婦)さんです」

「それでは、宜しくお願いします」

「あなたたち国際結婚ですってね、文化とか習慣の違いなくって?」

「夫:聞いてくださいよー、茸師さん、この前嫁さんに汁物作ってくれって頼んだら、何が出てきたと思います?」

「夫:ポタージュですよ!?ポタージュ」

「夫:普通そこは味噌汁でしょうよ」「ふふ」

「婦:そもそも(季節や発生場所)が違うから仕方ないじゃありません?そうでしょ?茸師さん」

「他にあります?」

「夫:食べ方(の表現)もツルツルとかヌメヌメとか私なんか言いますけど、嫁さんはスルスルって言いやがるんですよ」

「婦:だってはしたないじゃないの、ねえ(⇒茸師さん)」

「あなたたち最近ディナーショーをおやりになったとか」

「夫:あ、私は演歌で嫁さんはオペラをやるもんですから、丁度いいと思いまして、その時は娘も参加したんですが」

「で、どうだったの?」

「婦:いきなりステージで親子喧嘩になっちゃって、娘はどちらかと言えば、父親似ですから」

「夫:お恥ずかしい話ですが、どちらが旨いかで喧嘩になってしまいまして、世間的には娘の方が評判いいみたいな風潮があったものですから、私としてはそれは納得いかないと思っちゃいまして」

「夫:嫁さんはそれに関して興味がないらしくて」

「婦:私はそこに関してはどちらでもよくて、何かまたやってるわってな感じですね」「ふふ」

「婦:確か、茸師さんも来ていただけたんですよね?」

「夫:どうでした?」

「どれもお上手だと思いましたよ💗」