桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!
「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」
「夫:ブドウニガイグチ、妻:アンズタケ」(どん)
「酸っぱい葡萄理論って知ってる?」「何か聞いたことあるような」
「まさしくこの人らのためにあるような理論やねん」「へええ」
「妻:菌師さん、ちょっとええですか?」
「ん?、どうぞ(いきなりやな)」
「妻:あんた何時まで引き摺ってんのよ、”葡萄”って名前付けられたぐらいで勝手に甘くもないし、酸っぱくもないし、ただ苦いだけのきのこやんとか言われるけど、どうでもええやん」
「夫:お前にはわからんやろ、”杏”なんて名前付けられて、その名の通り、柑橘系のいい香りがするお前なんかにはな」
「妻:またその話、ホントいい加減にしてよ」
「妻:これでもねえ、香りだけは一丁前やけどって思われてるの知ってる?」
「妻:あんたみたいな捻くれ者が居らんとねえ、うちが引き立たんのよ」
「ええ、塩梅夫婦ですねって一部では評判なんだから💗」
「夫:どっちにしろ、そんな味にはならんやろ(笑」