進路相談

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高校生の時の進路相談でその時の担任の先生に「何になりたいのか」「何を目指すのか」考えておくようにと言われ、面談の時に「ネイチャーカメラマン」と答えたのを思い出す。自然や生物が好きだから、N〇Kの自然番組作りするようなカメラマンになりたいと。で、返ってきた答えが「それだったら、頭が良くて大学ぐらいでとかないとなあ」だったと思う。カメラマンの専門学校に行くか、大学進学するか、工学系の大学進学を選ぶことにした。素直なバカであった。今から考えると、相談する相手の事を考えていなかった。阿保だった。失礼を承知で書くが、その先生は大学はいいところに行っていたらしいが、卒業後すぐに高校教師になったそれも国語(しかも古文が専門の)の先生だった。何の接点もない人にこれからの人生の事を相談していたのかと思った。

大学進学して卒業後どうするかという段になって、大学時代に学んだ事を活かそうとする同級生の傍ら、紆余曲折して自然科学系の大学を修了した私が全く未知の分野で就職することにした。まだいろいろと迷っていたが、とにかく歩を進めるしかない。無駄に時流に乗ろうとした。この時はまだ気づいていなかったし、決断できずにいた。とりあえず、大学生活の延長線上のレールから離脱した。敗退である。大学時代の恩師はそのレールでの処世術は教えてくれたが、その分野以外の事はほとんど知らないという事だ。これには私自身にも問題があった。本心をちゃんと考えていなかったのだ。まだそのツケを払えずにいた。

カメラマンになるということはどういうことだ?自然が好きとは?生物が好きとは?写真や映像を撮る事が本当に好きなのか?カメラで何かを表現するのが好きなのか?ただ、いろんなところに行って、旅行しているのを羨ましく思っただけなのでは?自然や生物を学問として探求することがはたして好きなのか?と

高校・大学と私にとって重要な事は教えてはくれなかったが、遠回りをしたからこそ感じれるものもあった

この時「何になりたいのか」という問いに対する答えは見つかっていなかったが、「何を目指すのか」という問いに対するヒントはあった。

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