桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!
「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」
「夫:カンゾウタケ、妻:ヌメリツバタケ」(どん)
「これは感謝せなあかんのかなあ」「どういうことです?」
「これが転換点らしいわ」「?」
「お二人は普段何されてますの?」
「夫:神主を」「妻:心理カウンセラーをしています」
「へええ、どういった経緯でお二人は?」
「妻:私がアルバイトで夫の勤め先に行ったのがきっかけで」
「はー、それで」
「妻:実は私、霊感が強くてここには何やら邪気が充満していますね」
「え?どういうこと?」
「夫:菌師さん、天にツバを吐いて、舌で受け止めて下さい」
「ううう、頭を上に向けて、ツバを吐く・・・って難しいなあ」「ふふふ💗」
「ぴゅぅっうううううう↑」「べちゃ↓」
「うわああ、顔にべったりついてもーたがな、自分のツバやけど」
「妻:はい、これで天罰が下りたので、もう大丈夫です」
「え?どういうこと?」
「夫:どうやら、菌師さんは地縛霊に取りつかれていたようですね」
「はー、道理でここんところ、同じ夢ばかり見てたから頭おかしかったもんなあ」「いつもでしょ(笑」
「妻:霊もみっこみこされたようなので、もうご心配なく」
「ほんま、おーきに」
「ところで、お二人の洗礼の儀式はなんやったの?」