「海外銀幕女優のユウレイタケさんです」
「通訳のヒトヨタケ(略称)さんに同伴して頂いております」
「宜しくお願いします」
「失礼なお話なんですが、わたくし、てっきりあなたのこと、きのこのお仲間だとずっと思っていましたのよ」
「そうですよね、植物に近いと言ってもそこまではわからないですよね、名ばかりが先行しちゃって」
「山であなた(の頭)を見つけた時はもうすぐ梅雨がきちゃうのかしらって」
「一般的にはそうなんですけど、違う時期に出ちゃうこともあって、あたしって」
「その状態(頭が出た)が続くもんだから、パッっと見られた方はキノコと勘違いしちゃったのかしら?とか、考えちゃって」
「ギンリョウソウ(銀竜草)ってよばれてるじゃない?あなた」
「ええ、これも名が偉大すぎて、私どうしたらいいの?ってすごく悩んじゃって」
「それがプレッシャーでもう大変」
「でも、立ち振る舞いは流石としか」
「ありがとうございます。」
「今度の公演も見に来てくださいね、茸師さん💗」
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