茸師の部屋51

茸師の部屋50

「改めて、巨鳥山賊団”若頭”ヤマドリタケモドキさんです」

「併せて、ニューフェイスの方のご紹介もして頂けるとの事です」

「それでは、よろしくお願いします」

「今更だけど、あなた引っ張りだこね、今日もたくさんお出になられてて」

「きのこ使いが荒い監督の下でもう大変ですよ」「ふふ」

「でも、あなたもいろいろな役を演じられて、さぞかし認知度があがったんじゃないかしら」

「そうですね、若手として入ったのが懐かしいですね」

「そう、それで”若頭”にさせて頂いたんですけど、一団に新しく入られた方がいらっしゃるとか」

「ええ、”黄足”ことキアシヤマドリタケ?さん」

「ずい分と大きい方ね💗」

「ええ、一日見ない間でこれですからね、僕に引けを取らないですよ」

「ちょっと比較させて貰いますけど」

「あなたの方が少し小さいくらい?」

「そうですね、芳香はないですけど、(今日は)彼の方がでかかったですね、名前の通り、足が黄色いですし」

「ところでお味の方はどうなっているのかしら?」

「それ含めて、まだよくわかってないらしいですね」

「あら、そう」

「と言いつつ、もう楽屋で少し堪能させて頂きました」

「え?そうなんですか?」

「どうでした?」

「あなたの方が上ね💗」