茸師の部屋81

茸師の部屋80

「今回も前回に引き続き御姉妹、それも三姉妹のアイタケさんとヤブレキチャハツさん、それにフタイロベニタケさんです」

「『緑黄色世界』という雑誌を編集されているとか」

「よろしくお願いします」

「御二人が揃うのは初めてかしら?」「そうですね」「ええ」

「フタイロベニタケさんはお出にならなかったけど、お色直しして並んで頂けます?」

「三人揃ったら色々と言いたいことがあるんじゃないですか?」

「私は特にないけど、下の二人があるんじゃないの?」

「どうして黄土茸にしてくれへんかったん?神様」

「もう、それはいいって💗」

「お姉ちゃんはずるいわーーー、何でもそう、野菜に例えたらって話になったら、『私はグリーンピース💗』とか言って」

「『私はキャロットやね』って言ったら、『そうそう、高麗人参』って酷くないですか?」

「しなびたキャベツとかじゃがいも言われるよりましやないの?ねえ、茸師さん?」

「ほんで、一番立ち回りがせこいのが下で、今回もどうせ分かってると思いますけど、『スイカ』って」

「一人だけなんかフルーツみたいなこといいよって、ほんま腹立つ(怒」

「でも、お二人を見てると何だかキュウイの色みたいね💗」

「キュウイで思い出したんですけど、この前、梨の例え話になったら、また姉が『私は幸水💗』って」

「あら」

「そんで、また私が『豊水』とか言ったら、『そうそう、おデブちゃんにぴったり』とか酷くないですか?」

「別にけなしてないやないの?ねえ、茸師さん?」

「ほんで、一番立ち回りがせこいのが下で、『ドラゴンフルーツ』とか言いよって、一人だけ別世界みたいなこと言いよってまたそれがほんま腹立つ(怒怒」

「まあ、色々な話があって長くなりそうなんで、最後に一番下の妹さん、何かあります?」

「もうこの際、雑誌の名前変えようかなと」

「ほう、それはどんな?」

「『緑赤色世界』」「💗」

「最後に、実際のきのこをチェックしたい方はこのYouTube動画をお見逃しなく!」