造園・ガーデンメンテナンススタッフ[抜粋]

@菰野倶楽部ジャック・ニクラウスゴルフコース 三重県三重郡菰野町

【午前】
夏と冬を中心に、出勤したらまずはグリーンを寒冷紗で覆います(もしくは取り外します)。寒冷紗(かんれいしゃ)は害虫予防、遮光、防寒・防熱対策のためにつくられた、荒く平織に織り込んだ布。夏は太陽光の熱から守るため、冬はグリーンの凍結を防ぐためにお客様がいない間は寒冷紗で覆います。
また、特に夏はグリーンを専用の芝刈り機「グリーンモア」で刈ります。入社後は先輩の指示に従って刈るだけでOKですが、実は奥が深い仕事。常に同じ方向から刈ってしまうとグリーンに“クセ”がついてしまうため、定期的に刈る方向を変える必要があります。刈り過ぎてしまうと採光性が変わり、茶色く変色してしまうことも。基本的にグリーンモアを万全にメンテナンスしていますが、グリーンのコンディションによって状態は変わります。違和感を感じたら先輩か、キーパーと呼ばれる専門職に声をかけてください。

  • 移動は軽自動車

グリーンモアは軽自動車に積んでコース間を移動。マニュアル車ですので運転免許が必須です。また、午後の仕事と合わせて1日1万歩ほど歩くため、運動不足とは無縁の仕事です。

【午後】
場内にある樹木の剪定(切る、刈るなどの作業)、落ち葉拾いなどをお願いします。こちらも入社後は簡単な作業から。落ち葉拾いを中心に、移動の際に邪魔になり得る枝葉の剪定をお任せします。慣れてきたらあなたの興味に合わせて、徐々に専門性を追求していただければOK。百日紅(さるすべり)など花のつく木は「芽の残し方」によって花の咲き方が変わりますし、夏場などは水をあげるタイミングによって吸水率が変わります。植物学、生物学など、突き詰めるとさまざまな知識が身につくため、興味のある方は楽しんでいただけるに違いありません(無理に専門性を追求する必要はありません)。

  • 落ち場ひろいは効率的に

芝や落ち葉の回収など、掃除はブロアと呼ばれる専用機械で集めます。「ブォー」と、空気の力で一気に集めるので地道に掃き作業をする訳ではありません。

 

  • 緑と鳥類が豊かな環境です。

石楠花(しゃくなげ)、松、百日紅(さるすべり)、皐月(さつき)、つつじ、椿、楠(くす)、花水木(はなみずき)、木蓮(もくれん)、紅葉など、ゴルフ場には多様な植物や樹木が生息。全国的にも珍しい、緑の花を咲かせる御衣黄桜(ぎょいこうざくら)があるのも特徴です。
また、敷地内ではアヒルや鴨が買われていますし、野生の鳶(とんび)・鶯(うぐいす)・燕(つばめ)も生息しています。「今年のウグイスは鳴き方が下手くそだなぁ」なんて、自然を感じられるのはゴルフ場ならではの環境

本社は田舎に限る-本

”半X半Y”というワードをご存知だろうか。半農半Xという言葉を聞いたことがある人も多いと思われる。

この著書の中では”半X半IT”と記してある。仕事はITのエンジニアとして働き、余暇を農業、狩猟、釣り、トライアスロン、サーフィンなどに充てて週末まで我慢するのではなく、平日もしてしまおうという提起である。そういう環境が用意されている会社なんだという最初のアピールである。かの有名なパタゴニア社長の『社員をサーフィンに行かせよう』のイメージでインスパイアされたようである。

生物小ネタが面白い

正直なところ、徳島県の美波町がどんな場所なのかわからないが、所々話題になる生物の話が興味深い。

自分の得意なフィールドで勝負すること

自分の能力を活かすにはどうすればいいのか、時には撤退戦を強いられることになるが、幸せの青い鳥を探す羽目になりかねないので、見極めが難しい。

スタッフのX

著書で取り上げられている方たちのXはサーフィン、狩猟

狩猟をしている人に興味が出て、調べてみると

https://www.cyphertec.co.jp/minami/live_nt.html

で紹介されている。

 

なかには住民票を一か所に固定しないで、複数あってもいいじゃないかという話とか面白い。こういうスタイルもあるのかととても勉強になりました。