“りょうし”への道-猟師編③

それからというのも様々な現場を経験した。

檻&罠&網はしかり

”敷地内でよく出現するんだが、どうにかして”

”車&列車に引かれて、半やのやつがいるから、どうにかして”

”三面張りで山に帰れず、うろうろしているやつがいる”

”家の庭に佇んでいるんだが”

”テニスコートを走り回っている”

”川で泳いでいる奴がいる”

”畑の柵内の中をうろうろしていて、作物が植えれない”

などなど

一番面白い状況だなと思ったのが、”歩道にある縦の柵に鹿が挟まっているから、なんとかしてくれ” どうやったら、挟まんねん それ

獣からしたら、人間の都合の境界ってないんだなあというのがよくかわる。

しばらくして、当然ある欲求が湧いてきた。

自分で仕掛けて、捕獲・止め刺ししたい

今までは誰かの監督下での作業という名目だったのだが、一年任期というのが決まっていたので、少し焦っていた。この機会を逃すと、もうやれないかもしれないと

上司から”罠(狩猟免許)取れば、やってもええで”

ここで狩猟免許を取得するという全うな手続きを行うことになった。

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