きのこ漫談6

きのこ漫談5

桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!

「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」

「夫:兵庫県出身ホオベニシロアシイグチ、妻:奈良県出身クチベニタケ」(どん)

「なんや、ごっつー色気がある人ら来はったなー、お座り下さい」

「見てみー、座ってるだけでなんか気品というかオーラが出てるんわかる?」「わかりますっ」

「お仕事は何をされてるんですか?」

「夫:夫婦でダンサーをしております」

「はー、道理で旦那さんは背筋がピっとしていてどっしりしてはるわ、奥さんも上品な感じが出てるわ」「さぞかしお熱いダンスを披露されるんでしょうな」

「妻:アイスダンスをしております」

「何そのギャップ?」「ちょっと失礼ですよ」「ごめん、ごめん、」

「つかぬ事をお聞きしますが、食事とかはどんなものを嗜んでおられるの?」「何それw?」

「夫:私はビネガーを、妻はワインが好きですね」

「ビ、ビ、ビネガー??」「こら、こら」

「夫:妻はあまり食事をとらないのですが、私でしたら軽く湯通しをして、そのまま(刺身)で頂くか、マリネなどに合わせてもいいかと、きっと程よい酸味をご堪能して頂けると存じます」

「夫:傘裏(管孔)など少々トリミングしてロングフリザーブ(長期冷凍保存)すれば、いつでも使えて炒め物になんかにも合うかと」

「はー、ええ事聞かして貰いましたわ、ありがとうございました」

「夫妻:では失礼します❤」

【夫は妻を抱き、妻は腕を回し夫の頬に口づけをしてフェードアウェイ】

「去り際も良かったな」「そうですね」

「でもナイトダンスは(柔道の)寝技の合わせ技一本やろな」