「舞台や映画で振付指導やスタントをされていますキクラゲさんです」
「宜しくお願いします」
「気にはなってたんですが、ホントに樹に生えてらっしゃるのね(笑」
「ええ、実際は葉っぱが枯れているようにしか見えませんが」
「少し経歴を述べさせいただきます」
「元漁師さんで雑技団にも参加されていたとか」
「ええ、雑に収穫しても体が丈夫でして、熱乾耐性も少しばかり他の人よりも強いというのが特徴で、それに投縄と火縄潜りが得意でした」
「よくそのまま引きちぎって鞄に放りこんでるものもいるらしいですが(天の声)」
「やっぱり、お名前はそうなんでしょうね?(海の)クラゲから?」
「ええ、クラゲといいましても食感が似ているというだけで、『木耳』と漢字では表記されるので、今でいうところのキラキラネームだと自覚しております」「ふふ」
「ご自身ではどういったお名前がよかったです?」
「難しい問題ですね」
「そうですね、やはり○○タケとかだともっと知名度が違ったんじゃないかと」
「ぱっと思いついたのであれば、ミミタブダケ(耳たぶ茸)とか、発生直後にご覧頂けたら、プルプルしていますし、語呂もいい感じじゃないですかね?硬派なイメージも払拭できそうですし」
「キクラゲの方が言い易い(笑」
「劇団『園芸』※1の皆さんとも懇意にされているようで、何か経緯でも?」
「舞台(市場)で御一緒することが度々ありまして、私はあくまで黒子として出させて頂きました」
「・ ・」
「一層のご活躍を祈念いたしております」
「ありがとうございました」
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※1