茸師の部屋34

茸師の部屋33

「今回はヒメキクラゲさんとシロキクラゲさんにお越しいただきました」

「コンビ名『オセロ』で活躍されています」

「後でちょっとした漫才も御披露して頂けるとの事、よろしくお願いします」

「あなたたちはいつから一緒にやっているの?」

「H:いつやろ?」「S:古くは小学生の時ちゃう?」

「H:あんたが何かのお花を摘んでたのを私が聞いたんや、『それなあに?』って」

「何の花だったの?」

「S:ヒメジオンっていうお花で」

「H:名前聞いて、『それ、私にピッタリやね』って言ったら、言い返してきて」

「S:『あなたはハルジオン』」

「H:『意味わからん事言う子やなあ』って思ったけど、なんか気が合うようになって、それから付き合うようになって、漫才学校に通うようになりましたね」

「なんかややこしいわね💗」

「H:でも、これ、今考えると、嫌み言われてたんとちゃうんかなあと」

「S:そんな事ないよー」

「H:白々しい、よーそんな事言えるわ、ホンマ」

「S:痩せたら、綺麗やのに」

「H:誰がリックドムやねん、やかましいわ、そっちこそジオングみたいな顔して」

「S:それどういう意味?」

「H:聞き返さんでええねん、そこはノリで『飾りじゃないのよ』って言えばええねん」

「S:そういえば、中森○菜さんのライブ一緒に観に行ったよね」

「S:きゃあ、『バジーナ様💗』って、お後がよろしいようで」

「え?、漫才始まってたの?」

「H:大丈夫ですよ、茸師さん」「S:茸師さんはニュータイプだから」

「それ、褒めてないでしょ💗」