“りょうし”への道-漁師編①

”有害駆除の捕殺員”を辞めて、またもやぶらぶらしていた。

海の漁師・・・海との関わりについてシリーズで触れたことではあるが、港巡りの旅を継続していた。

それはある目的のため、会社として漁をしている人らが直接求人募集を兼ねて集団面接会場に集合するというイベントが予定されていたので、それまでに少しでも現場の雰囲気を下見しておきたかった。

これまた、猟師の集まりさながら、それよりも腕っぷしと日焼けをした人らの集まりだった。

遠洋にするか、近海にするか。近海でも日帰りか、数日沖に停泊か。

近海・日帰りの一択であった。

二つほど目を付けていたブースで話を聞いた。

”興味があるなら、一度漁の体験でもせえへんか?”

ある会社と連絡をした。

午前3時に出港し、10時に網揚げ、12時には終了した。漁自体は不漁の日だったので、暇だったのだが、何もわからない私はそんなことも露知らず

”のんびりしてて、いいなあ”と

その後、昼のランチの食堂で今後同じ船に乗るかもしれない人たちと飯を食った。

魚のフライ定食だったと思うが、とにかくうまい!

これが毎日食えるのか

”あのー、お世話になろうかと思うんですが”

”何人か面接に来てたから、いろいろ判断するし、また連絡するわ”

その後、”いつから来れるんや”という連絡がきて、あー採用されたんだと

またもやここで、裏事情。補欠採用。今回もこのパターンかい!

船に乗る場所は奇しくも大学生活を過ごした同じ街だった。

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