「占星術師のベニヒダタケさんです」
「よろしくお願いします」
「どうやって、占い(裏内)をするの?」
「色々とあるんですが、主に傘をめくってですね、裏の様子を見るんですけど・・・薄紅色のヒダが見えれば、私ってな具合です」
「ふふ、もう言われ過ぎてると思うけど、見た目の黄色はどういうことかしら?」
「詳しくはわかりませんが、ヤマブキウラベニガサというきのこもあって、ややこしいのは確かです」
「あなたが名乗っても、おかしくはないと思うんだけど」
「そうかもしれませんね、まあ名前なんて合ってないようなものです」
「他のカードも紹介します」
「左はお馴染みのウラベニガサ、右はビロード系亜種と目されるものです」
「やっぱり傘色も重要じゃなくって?」
「重要なのは因果律(関係性)です」
「もう決めたわ、わたくし勝手にこう呼ばせて頂こうかしら」
「どういった関係で?」
「グレープフルーツ💗」