きのこ漫談43

きのこ漫談42

桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!

「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」

「夫:ヤマドリタケモドキ、妻:オオゴムタケ」(どん)

「今日はね、団長の息子さんパターンでいくから」「はい、はい」

「やっとポルチーニ座の公演時期になりましたなあ」

「で、いきなり団長ヤマさんの息子さん、モドキさんが出てはったけど、これは一体どういうことですの?」「です、です」

「妻:菌師さん、ちょっとええですか?」

「ん?、どうぞ」

「妻:男同士やから、言いにくい事もあるやろうし、代弁させてもらうけど・・・」

「妻:あんたフライングして、他の人らよりも早く舞台に上がるし、公演中もすでにへばって昇天しかかってるの何でなん?他の人らを見習ったらどう?」

「夫:しゃあないやろ、先輩方に追いつくには人一倍稽古もして、よーけ汗かかなあかんし」

「夫:それにお前も知ってるやろ、俺が熱さに我慢でけへんのを」

「妻:こっちの身にもなってほしいわ」

「夫:お前ぐらいやからな、俺に付き合ってくれるのわ」

「妻:若さって素晴らしい💗」

「お二人が仲ええのはわかりましたけど、それで僕が食べられへんのはどうしてくれるの?」

「妻:我慢して下さい💗」

「そんな殺生な」