「塗絵師のキイロイグチさんです」
「よろしくお願いします」
「先日は怪猪モンスターズの中でいの一番に、ホテイイグチさんに来て頂いたんですけど、あなたも異名とかお持ちなの?」
「巷では”神絵師”って呼ばれていますね」
「あら」
「ちょっと触れただけで黄色い歓声が上がるので、そう言われるようになりました」
「あなたはご存知ないかと思いますけど、わたくしとも偶然お会いになったとき、握手させていただいたんですが、インクが手にびっしりついちゃって困った記憶がありますね💗」
「それはご愛嬌で💗」
「それより、(あなたを)食べても平気なの?」
「中には青ざめる方もいらっしゃるようで」
「何だが、複雑なスクリームね💗」