茸師の部屋55

茸師の部屋54

「怪猪モンスターズ”きのこフラワーの女王”ことキクバナイグチさんです」

「よろしくお願いします」

「あなたがそろそろお出になる頃だと思ってました」

「そうですよね、私が出ない事には怪異も始まらないですか?」

「ふふ、そうじゃないけど、やっぱりあなたがこの時期のイグチの中で一番目立つもの💗」

「今までいろんな”女王”を冠する方たちに来て頂いたんですけど、あなたの場合はやっぱりその衣装の見た目というか、とりあえず派手よねえ」

「折角なんで、今日は昔の衣装とか御見せして頂けるとか」

「これなんてほんと凄いわねえ」

「これは過去一にいい状態の時の衣装(写真)じゃないですか」

「で、お名前にもある通り、下着が黄色なんでしょ?」

「ええ」

「この時はすっごく豊満だったから、良かったです💗って、茸師さんも触ってらっしゃったじゃないですか?」

「まあ、確かめるわね」

「それでも(あなたを食べるのには)抵抗あるのよ?」

「あら、珍しい」

「今更だけど、イグチ系って少し苦手なのよねえ」

「だから、今日はあなたを攫うんじゃなくて、ピーチ姫(ヤマモモ)を摘まんじゃった💗」