きのこ漫談66

きのこ漫談65

桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!

「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」

「夫:ホテイイグチ、妻:チャニガイグチ」(どん)

「神様、仏様、ホテイ様やね」「なんですか?急に」

「いやあ、もう頼りっぱなしで申し訳ないなあと」「ふふふ」

「お二人はどこで知り合わはったん?」

「夫:海水浴場です」

「妻:チュンチュンうるさくって」

「なんですの?そのチュンチュンって?」

「夫:海辺で散策していたら、彼女がパラソルの下のシートで寝そべっていたんですけど」

「夫:絶品の美女がおるわってなって」

「夫:こりゃ、正”口”法では口説けんなあと思ったんで、”あそこでスイカ割り大会しているのに僕が優勝したら、願い事一つだけ聞いてもらってもいいですか?”って尋ねたんですよ」

「奥さん、それでどうしたん?」

「妻:そりゃ、最初はもちろんスルーですよ」

「夫:で、それやったら、一緒に大会に出て、”あなたが勝ったら、僕があなたの願い一つだけ聞きますよ?”って言ったら、乗ってきて」

「妻:いや、それもスルーした」

「夫:そうか、で聞いてきたんや、”ちなみにあなたの願いって何ですか?”って」

「妻:そう」

「夫:”ほっぺにKissすること”って」

「へええ、それでどないなったん?」

「夫:彼女が大会に出て、優勝しましてね、それで彼女の願いっていうのが」

「妻:私から言うわ、彼の舌を切り落として、口を塞ぐこと」

「何や?物騒な事言ってるけど、この状況はどういうことですの?」

「妻:『最初はそんなこと?』って思ったんですけど、狙いはそこじゃなかったんですよね」

「妻:西瓜割り大会の山場を作ることだったんですよ」

「どういうことですの?」

「妻:論より証拠」

「これは!、ゴールデンバットと美女と西瓜」

「はー、道理で役満狙いやったわけか」「えええ」

「妻:それを理解した時に私の願いはどうでもいいので、あなたの願いを叶えて下さい💗って言ったら・・・」

「夫:『ギャルの脱ぎたてパンツおくれ~!』って」「ふふふ」

「だははは、何なん?それ」

「妻:分からないんですけど、現物主義らしくて」

「夫:まだ山は残っているんで、これからですよ、ホウテイツモの嶺上開花には💗」

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「いやあ、一時はどうなるかと思ったわ」「はぁ?」

「昨日、舌を噛んでね、それと今朝のホオベニシロアシイグチさんの状況を活かしたくってこうなった」

「旦那さんの余裕が気に食わない」

「そりゃ、しゃあないで、脇であの二人が控えとるからなあ」