久しぶりの雨
眠る前に隙間の窓越しから聞こえてくる跳ねる雨粒の音
心地よいサウンド
安らかな誘い
「一組目の方どうぞ」
「劇団『園芸』をやらせて頂いています代表のシイタケです(そしてマイタケ、ナメコ、ハナビラタケ)」
「今後の公演日(おすすめのお鍋)をPRするために来ました(ホントはただの暇)」
「そろそろ季節の変わり目ですけど(笑」
「見るからに鍋に向いてない方がいると思うんですが、大丈夫ですかね?」
「それでどんなお鍋を?」
「白湯鍋をやらせて頂きます(それただの熱湯)」
「では入っていただきましょう!」
ハナビラタケ「・・・(1秒)もう無理」
ナメコ「え、ここで着替えるの?嘘、えーやだ パス」
「なんかちょっと残念な気もしますが、次の方」
マイタケ「・(バッ)」
「出てくるの凄い早かったですね(笑」
「最後の方お願いします!」
シイタケ「もうちょっと頑張れよって、これすごい熱いな・・・(4秒)もう限界」
「でわ、PRして頂きましょう!どうぞ!」
「寒いのも今のうちですよー(せーのっ!四人で)市場で見つけたら、買ってね(バン)」
「”クリニック”というコンビ名で漫才師をされていますニガクリタケさんです」「宜しくお願いします」
「この場を借りて一言いってもよろしいでしょうか?」「どうぞ」
「面白半分で僕をいじる(齧る)のは止めてください」(どん)
「あら、どうして?」
「どうも僕を毒キノコと認識して齧る人が多発しているようで」
「芸人さんにとって”おいしい”お話じゃなくって?」
「それがそもそもの原因でして」
「相方のクリタケに関しては生で齧って咀嚼すればするほど、深い味わいが得られるんですが、僕は咀嚼するまでもなく一瞬で「苦!」ってな感じで吐き捨てられて」「ふふ」
「それがいわゆる出オチみたいなもので、何やら様式美を纏っていまして」
「まあ、いいじゃないの、チヤホヤされてて」
「僕ら、そんな綺麗な漫才を目指してないんで」
「じゃあ、どんなの?」
「”癒し”になるような漫才をしたいなあと」「御後がよろしいようで・・・」
「ではCMを挟んで続きをお聞かせいただきます」
「終わらんのかい!」
「きのこの大将こと俳優のシイタケさんです」
「今はオフシーズンのため、おいでくださいました」
「楽しいお話を伺います」「宜しくお願いします」
「この番組の初ゲストに呼んでいただいて光栄です」
「いろんな方にオファーしたんですけど、あなたが真っ先に返事を下さって」
「あーそうですか」「何で出演をOKして下さったんです?」
「それはもちろん茸師さんにお会いしたかったのと、別の番組で後輩のハナビラタケとナメコが何やら私の事を話していたものですから、仲人役としてはちょっと聞き捨てならないなと思いまして」
「あら、そうなの」
「実はハナビラタケを推薦したのは何を隠そう私でして」
「味噌煮込みうどんと言えば、私が最適だと自負しております。それを偶には別の若いもんに任せてみてはどうかと監督に進言したんです」「『ヤケクソ味噌』というタイトル作品でキャストを探してると」「私はその時、別の現場でいなかったものですから、誰か代わりのやつでいないかと」
「そしたら、監督が『面白い』って言って、それで役が決まったんです」
「ナメコとは小さな頃から知っていましたし、マイタケと共にずっと頑張ってきたのを知っていました」
「自分で言うのもなんですが、私やマイタケ、そしてナメコは皆それぞれどこにでても看板をはれる役者です」
「ナメコも最初はつまらないって嫌がってたんですが、ハナビラタケが出るってなったら急にやる気になりまして」「ふふ」
「それをまさかフリーズドライで脇役なんて彼女にとっては取るに足らないものだったかもしれませんが、私やマイタケでは決して出来ない立ち廻りでした」
「それはあなたの親心?」
「そんなんじゃないですよ、ただの思い付きですし、監督も気まぐれじゃないですか」
「その監督さん、素敵ね。どなたかしら?」
「あの世界の・・・」
MonotaROは18日、建設機械などを電子商取引サイト「モノタロウ」からレンタルできるサービスを始めたと発表した 工具通販大手のMonotaROは電子商取引(EC)サイト「モノタロウ」の法人顧客向けに建設機械などをレンタルできるサービスを18日始めたと発表した。建機レンタルを手掛けるカナモトと連携し、モノタロウのECサイトから申し込みできるようにする。利便性を高め、サイトの利用頻度向上を狙う。
モノタロウの専用サイトから申し込みをすると、油圧ショベルなど建設機械のほか、計測器や電動工具がレンタルできる。レンタルした機械は約500カ所あるカナモトの営業所から配送する。カナモトが扱う約1100機種、約81万点が対象となる。
MonotaROは同日、2025年12月までに大企業向けに展開する購買管理システムの営業人員を25%増強すると発表した。プライベートブランドの提案など既存顧客への営業活動を強化し、大企業向けシステムの利用拡大を図る。
引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF28B1Q0Y4A121C2000000/
桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!
「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」
「夫:北海道出身ハナビラタケ、妻:兵庫県出身ナメコ」(どん)
「いやー、嬉しいね、初めてちゃう?夫婦揃って来はったん?」「そうですね」
「奥さんは・・・結構有名な方ですよね?いろんな所で活躍されているのを拝見していますし、よくお世話になってます(笑」
「旦那さんは・・・あんま見かけへんけど、最近ちょくちょく舞台(市場)に出てはりますよね?」
「やっぱり、馴れ初めというか出会いは舞台とかで?」
「夫:そうです、普段は活動場所とか時期が異なっていたので、出会うことはなかったんですが、いつ頃からか舞台で競演することがありまして」
「で、どちらからアプローチしはったん?」
「夫:どっちやろ?妻:私の方かな?」
「妻:最初見た時に『うわ、白馬の王子様が来た!』ってな感じで興奮したのを覚えてます」
「夫:え、そうなん?」
「妻:だって、普段からシイタケさんとかマイタケさんとか近くにおったけど、昔からの付き合いが長いし、ちょっとごついし、日焼けとかしてて、オラオラしてて私ちょっと苦手やなあって」
「確かに、シイタケさんは貫禄ありますよねえ、マイタケさんもええ芝居しはる」「けど、そんなこといーたかて、奥さんも名女優やないですか?」
「妻:この人なら私に合うかなって、それで声かけたんです」
「夫:レジェンドのシイタケさんにマイタケ先輩には今でもかないませんわ」
「で、付き合うきっかけは何やったん?」
「夫:味噌煮込みうどんでした」「味噌煮込みうどん?」「ふふふ」
「夫:実は味噌煮込みうどんには僕主役で出演してたんですが、妻は舞台袖のフリーズドライの味噌汁の脇役でした」
「夫:その時は煮込まれすぎてて、ボロボロだったんです、そんな時に彼女がそっと潤してくれたんですよ」
「妻:彼はそれでも丈夫でしっかりと歯ごたえを見せていました」「あ、この人ならどんな状況でもやっていけるんちゃうかなって、それにやっぱり若くてイケメンの方がいいですし」
「それで付き合うようになったと」「夫妻:はい💗」「あらまあ」
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「いやー味噌煮込みうどんとは驚いたなあ」「そうですね」
「なんかあります?」「奥さんはフリーズドライより生の方がええんとちゃうかなあ」
桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!
「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」
「埼玉県○○町から来ましたチチタケ」(どん)
「次はそうきましたか。」「何が?」
「騙されへんで」「僕でもこれは分かりますよ」「あれでっしゃろ!?秩父から来はったから、『チチタケさん』っていう」
「実は・・・」
「もう言わんでいい!!」「ふふふ」「喋らせてあげたらどうです、折角ですし」「お言葉に甘えまして」
「実は由来が白い乳液を滴らせることからきていまして」
「ほら、きた!」「もうちょっと見た目からで良かったんとちゃいますの?オレンジタケとか」
「私も何故チチタケと呼ばれるようになったのか、よくわからないんです。乳液を出す方(茸)なら他にもいらっしゃるのに」
「そのおかげかもしれませんが、どこにでもあるのにとある地方では爆発的に人気を頂いておりまして」
「白状します、僕も大ファンです💗」「あらまあ」
「ありがとうございます」「何せ『乳』タケと言いますから、そこであえて 『チ』タケと控えめに呼んで下さる方もいます」
「あれ言ってもらってもよろしい?」「あれですか?」
「この恥・ず・か・し・が・り・屋・さん↑」
「なんか奥ゆかしさを感じますね」「ところで旦那さんの・・・」
「ハハタケさんはさっきから一言も喋ってあれへんけど、どこかにいかはりました?」
伐採が進んだ熱帯の森。インドネシアでは、地元の木々を使い、多様性に配慮した植林で回復する取り組みが進んでいる。そこで欠かせないのは、キノコの力。森の再生には日本企業も協力している。(石井徹)ジャワ島西部、東洋最大規模と言われる植物園など農林業の研究拠点になっているボゴール市。そこから、西に30キロほど行ったところに、グヌンダフ研究林はある。標高650メートル地点からの眼前には、丸みを帯びてこんもりとした熱帯雨林の風景が広がっていた。生い茂った森は原生林のように見えるが、1997~2000年に植えられた約20万本の人工林だ。一帯にはハイキングコースやレクリエーション施設もあり、週末にはジャカルタからの観光客でにぎわう。「この木がこの森のマザーツリー(木々が栄養分や情報をやりとりするネットワークの中心となる巨木)だね」 インドネシア・ボゴール郊外で再生したフタバガキの森。木々の情報ネットワークの中心になる大きな木(マザーツリー)がある=2024年12月、石井徹撮影 スコールや蚊の襲来に見舞われながら、草をかき分けてたどり着いた先に、直径約70センチ、高さ20メートル以上のフタバガキ科の木が立っていた。
住民が喜んだ理由
案内してくれたアトック・スビアットさん(66)は誇らしげだ。当初からここの植林にかかわってきた元森林官だ。ジャワ島には原生林はほとんど残っておらず、以前は、木材用などのために大半が伐採され、乾燥したはげ山同然の丘だったという。
そんな場所にできた広さ250ヘクタールの研究林で、27種のフタバガキ科の木が育っている。「森が再生したことで、きれいな水を確保できるようになったと住民は喜んでいる」
インドネシアでは、アカシアやユーカリなど外来種の植林が主流だった。しかし、ここでは地元の樹種を使い、土の中にいる菌根菌も一緒に持ってきて苗木を育てた。最新の科学を生かし、生物多様性に配慮した森林回復が特色だ。
森の向こうには棚田が見えた。かつては、雨が降っても、水はあっという間に表土を流れ落ちていたが、現在は森や泉にとどまるようになり、住民の農業用水や生活用水として使われているという。
「ここにキノコがあるでしょう。彼らのおかげで森は健康に育っている」
植林を進めてきたインドネシアの森の木の根元には生えるキノコ。木々の成長に菌根菌が重要な役割を果たしている=2024年12月、インドネシア・ジャワ島西部ボゴール市郊外、石井徹撮影 インドネシア国家研究イノベーション庁のママン・トルジャマンさん(59)が、木の根元に生えているキノコを指さした。
ブルドーザーを売るだけでなく
グヌンダフの森の再生は、インドネシアの森林研究開発センターと地元の林業公社、日本の建設機械大手のコマツが協力して進めてきた。
1990年代に入ると、世界各地で森林減少が問題になった。コマツは、伐採した木を搬出するブルドーザーなどを売ってきた。このため、林業にかかわるメーカーとして熱帯雨林の再生に取り組んだ。
その後、インドネシアでは伐採規制が進み、1997年に約3000万立方メートルだった天然林伐採許可量は、2000年以降、年間1000万立方メートル以下になった。政府が掲げた森林政策には、森林火災や違法伐採の対策とともに荒廃地を回復する植林が含まれていた。
インドネシア・ボゴール市郊外、グヌンダフの森の前に再生は、インドネシアの森林研究開発センターと地元の林業公社、建機大手のコマツが進めてきた。看板には「KOMATSU」のロゴも=2024年12月、石井徹撮影 現地で「メランティ」と呼ばれる木を含むフタバガキ科の木々は、インドネシアを代表する樹種だ。その森は生物多様性に富み、熱帯産の木材であるラワン材などに加工されて経済的な価値も高い。幹の下部がスカートのように広がり、高さ50メートル以上になることもある巨大な木は、熱帯雨林の象徴と言える。いくつかの種類は、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定され、保護や再生は喫緊の課題だ。
「壁」を破った菌根菌の力
だが、フタバガキ科の人工植林には壁があった。数年に1度しか種子をつけず、発芽能力がすぐに失われるため、苗木を安定的に用意することが難しかった。可能にしたのは、菌根菌を利用した挿し木増殖法だった。親木の枝を切り取ってクローンの苗木を育てるポットに、親木の近くにある土を入れるのだ。
フタバガキ科のほとんどの樹種は、菌根菌と共生関係を持つ。発根した苗木に菌を感染させることで、栄養分の吸収を促進し、乾燥や高温、酸性土壌に対する耐性を強化することができるという。
インドネシアの在来種であるフタバガキの苗木。菌根菌を利用して育てている=2024年12月、インドネシア・ボゴール、石井徹撮影 フタバガキ科の森再生プロジェクトは、ほかの研究林でも実施され、菌根菌を使った育苗技術は、泥炭地や山林火災で荒廃したインドネシアのほかの森林の回復事業にも生かされているという。
プロジェクトリーダーを務めてきたコマツグリーン事業(林業・農業)推進本部フェローの坂井睦哉(ちかや)さん(62)は「森林生態系の維持や木材産業の経済的な発展にとって、菌根菌を使ったフタバガキ科の森の再生は欠かせない」と話す。
トルジャマンさんは言う。「この森でも、マザーツリーのような大きな木は、菌根菌を通じて周りの木とコミュニケーションを取っていて、病気になった木をサポートするようなことがある。菌根菌がいなければ、その木は枯れてしまうかもしれない。菌根菌は欠かせないパートナーなのです」
引用元:https://globe.asahi.com/article/15612872