茸師の部屋14

茸師の部屋13

「数学愛好家でアニメ声優さんでもあられますヒラタケさんです」

「あるキャラクターのお声も披露していただきます」

「宜しくお願いします」

「お声を披露していただけるんですって?」

「はい、茸師さんにもご協力して頂きます、神様の声なんですけど」

「わたしくも?」

「はい、原稿を読んでいただけるだけで結構ですので、是非」

「では、行きますよー」

「くそー、オラ勝てねーぞー、”ヒラ”茸のままじゃあ、ぜっていフ○ーザに勝てねー、どうしたらいいんだ?」

「損よ、論理的自己矛盾に陥っているようじゃな、ユークリッド幾何学の概念に縛られておる」

「何だよ神様、自己矛盾って、オラそんなんわかんねーぞ」

「魂を解放するのじゃ、精神と時の部屋での修行を思い出せ」

「わかったぞ、サンキュー、神様!」

「これがオラの新しい姿!スーパー”ヒラ”茸だーーーー!!」

「いやー、やりましたねー、どうでした?アフレコしてみたご感想は?」

「何かスーパーの安売りみたいで、弱くなったんじゃなくって」

「ははは、そんな感じに聞こえなくもないですね」

「あるがままで必要十分💗」

きのこ漫談14

きのこ漫談13

桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!

「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」

「夫:兵庫県出身ムキタケ、妻:岩手県出身マスタケ」(どん)

「夫妻:はーい、菌師さんを剥きまーす!」

「ちょっと、ちょっと、いきなり担ぎ上げて、ズボン下ろさんとってー」

「て、やめんかい!」「流石にそれはまずいやろ、僕のバナナまで剥くのわ」「まあいやらしい」

「折角、落ち着いたと思ったら、またこれか」「ふふふ」

「おたくら何なの?」

「夫:ボディビルダーで夫婦で芸人をやっております」

「道理で力ある訳や、僕なんか軽々やったもんなあ、って芸人なん?」「ちょっとそれは僕に対して失礼すぎひん?」

「夫:すみません、スタッフさんからOKが出てたんで、ついつい」

「まあ、ええか」「ところで、普段からどんなもん食ったらそうなるの?」

「夫:コラーゲンです、妻:ささ身です」

「夫:”山のフカヒレ”と言って、美肌効果抜群なんです」

「妻:”森のチキン”と言って、プロテイン豊富で」

「はー、旦那さんが肌を気にしてたり、奥さんが筋肉モリモリやったりってちょっとおかしない?」「普通は逆ちゃうの?」

「夫:そんな菌師さんに僕らの一発芸をお見せしたいと思います」

「夫妻:(衣装を脱いで)ムキムキマッスル!!✨」

「妻:菌師さんもどうですか?ご一緒に?」

「え?僕もそれやるの?」

「夫妻:せーの」「夫妻:心の殻をー」

「夫妻と菌師:ムキムキマッスル!!!✨」

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「ズボンだけでなく、殻も剥いてくれるとは驚いたなあ」「そうですね」

「でも、もうこの番組は出来ん(出菌(禁))やろな」

※個人的備忘録:ムキタケ画像差し替え必要

茸師の部屋13

茸師の部屋12

「今回はご夫婦での出演です」

「ヌメリスギタケ(夫)さんとヌメリイグチ(婦)さんです」

「それでは、宜しくお願いします」

「あなたたち国際結婚ですってね、文化とか習慣の違いなくって?」

「夫:聞いてくださいよー、茸師さん、この前嫁さんに汁物作ってくれって頼んだら、何が出てきたと思います?」

「夫:ポタージュですよ!?ポタージュ」

「夫:普通そこは味噌汁でしょうよ」「ふふ」

「婦:そもそも(季節や発生場所)が違うから仕方ないじゃありません?そうでしょ?茸師さん」

「他にあります?」

「夫:食べ方(の表現)もツルツルとかヌメヌメとか私なんか言いますけど、嫁さんはスルスルって言いやがるんですよ」

「婦:だってはしたないじゃないの、ねえ(⇒茸師さん)」

「あなたたち最近ディナーショーをおやりになったとか」

「夫:あ、私は演歌で嫁さんはオペラをやるもんですから、丁度いいと思いまして、その時は娘も参加したんですが」

「で、どうだったの?」

「婦:いきなりステージで親子喧嘩になっちゃって、娘はどちらかと言えば、父親似ですから」

「夫:お恥ずかしい話ですが、どちらが旨いかで喧嘩になってしまいまして、世間的には娘の方が評判いいみたいな風潮があったものですから、私としてはそれは納得いかないと思っちゃいまして」

「夫:嫁さんはそれに関して興味がないらしくて」

「婦:私はそこに関してはどちらでもよくて、何かまたやってるわってな感じですね」「ふふ」

「婦:確か、茸師さんも来ていただけたんですよね?」

「夫:どうでした?」

「どれもお上手だと思いましたよ💗」

きのこ漫談13

きのこ漫談12

桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!

「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」

「夫:熊本県出身ヌメリスギタケ、妻:新潟県出身ヌメリイグチ」(どん)

「この感じ、久しぶりで落ち着くわー」「そうですね」

「で、おたくらどういった関係で?」

「夫:私たちは『きのこの里』の『滑り一族』という家系のものです」

「妻:実は娘が家出しまして」

「え?、娘さんが失踪?」

「夫:ざっくり言うと、私たちには男の子がずっと恵まれず、娘が『このままじゃー里が滅んじゃうー』とか言って、どこかに消えてしまったんです」

「どういうことです?ちょっと聞きたいなあ、そう思わへん?」「ええ」

「夫:では、詳らかに説明しますと、私たちの家系ではずっと傘に滑りがある者が頭首を務めてきましたが、わたしたちがこんな状態なものですから、一族の掟では、里の外者との交流は禁制でして、それを見かねた娘がこう言いまして」

「?:そんなんじゃ里が荒廃するだけじゃない!それじゃあ、私が相手を見つけてくるね💗って」

「妻:確かに家系的には血が濃くなりすぎていて、一族の中でも針葉樹派と広葉樹派で分断が出来てしまっている始末で、何分こればかりはどうしようもなくて、かと言って、時間が経過すれば解決する問題でもないことは重々承知しているんですが・・・」

「つまり、これをどこかで娘さんが観ているかもしれないと」

「夫妻:早い話がそうです」

「わっかりましたー、こんなんでお役に立てれるなら、喜んで協力させてもらいますわ」「ええよね?」「はい」

「ってすぐ近いところに居られるような気もしますけどね」

茸師の部屋12

茸師の部屋11

「女優のコガネタケさんです」

「大変旅好きでいらっしゃいます、最近は撮影で中国に行かれてたとか」

「それでは、宜しくお願いします」

「今回はどんな撮影だったの?」

「それが、きのこがシルクロードを横断するっていうもので」

「私、三蔵法師の役で、周りから『胞子様~💗』とか言って、からかわれちゃって」「ふふ」

「適役じゃなくって、あなたかなり目立つもの」

「目立つと言っても、私を食べる方なんか、茸師さんぐらいじゃないですか(笑」

「そんな事ないと思うけど💗」

「いろいろ旅をされているようですけど、どこが良かったです?」

「所縁のあるところをいくつも周らせていただきましたが、やっぱりここが一番ですね」

「どこ?」

「ジパング💗」

きのこ漫談12

きのこ漫談11-1

桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!

「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」

「京都府出身ダイダイガサ、兵庫県出身ヤマブシタケ」(どん)

「??:うわー、何かばっちい人らおるー」「何であたしら呼ばれたん?」「もう帰りたい😡」

「ちょっと待ちーや、いきなり出てきてドタキャンはないんちゃう?どこぞのアイドルか君らは?」

「??:え、だってあなた『かびるんるん』を連れてくるんじゃない?」

「誰が腐ってるってぇーーー(怒」

「??:うわー逃げろー」

「ってこれいつまでやるん?」「ふふふ」

「まあええか、お二人はパティシエらしいね」

「??:うん」

「??:私たちこれからお菓子を作ろうと思って」

「??:金平糖と綿菓子でね、『キラキラ星雲』っていうの」

「??:摘まみ食いしちゃダメだぞ、ばい菌まんとドキンちゃん💗」

「ドキンちゃんって言われてるで(笑」「無視」

茸師の部屋11

茸師の部屋10

「ファッションデザイナーで雑誌『HOUGE』の編集長でもあられますヤマブシタケさんです」

「私生活とかもお聞きしたいと思います」

「宜しくお願いします」

「これまたすごい衣装ね」

「ええ、私共は主にM’sというブランドをメインに展開をしています」

「今日は校正中の一部をお見せしたいと思いまして、ご用意いたしました」

「これは全身に金粉をあしらったものですね」

「これらはある共通のモチーフを想定してデザインされているものです」

「あら、どんなモチーフかしら(笑」

「雑誌の編集とかって大変じゃなくって」

「そうですね、四六時中そのことばかり考えていて、私生活もあったものじゃありませんね」

「なぜ、そこまでされるの?」

「私共はこれらが神通力を宿った天具として私共の前に顕現して頂いているということを常に意識しております」

「そして、それはこれを造形したものに敬意を払うと共に、少しでもその意匠を汲んでそれをより多くの皆様にお伝えをするという使命を感じて取り組んでおります」

「私生活についてですが、普段からお仕事の事を考えているとおっしゃいましたが、どうしたら、そんなお考えになるのかしら?」

「そういう環境に身を置いたり、囲まれていると自然とそうなるかと」

「中には鈍感な者もいますけど(笑」

「それって、『The Beast Wears Beauty』ってこと?」

「言い得て妙ですね」

きのこ漫談11-2

きのこ漫談11-1

桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!

「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」

「奈良県出身ヤマブシタケ、三重県出身キヌガサタケ」(どん)

「??:菌師さんを応援しに来ましたー💗」

「何、何、何なん?」

「??:きのこ大学チアリーディング部でーす💗」

「??:フレー、フレー、菌師💗、フレー、フレー、菌師💗」

「むっちゃうれしいわ、ありがとー」「鼻の下を伸ばして、いやらしい」

「しゃあないやん、ドストライクなんやから」

「でもあれか、これが最近流行の同性婚ってやつか」「時代ですね」

「僕らの頃は考えれへんかったなあ」

きのこ漫談11-1

きのこ漫談10

桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!

「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」

「夫:奈良県出身ヤマブシタケ、妻:三重県出身キヌガサタケ」(どん)

「今度は奥さんがまた来はったわー」「違う人連れてるしーってもうこのくだりええか」「そうですね」

「旦那さんは・・・ちょっと畏まってしまうけど、住職さんで?」

「夫:先日は弟子たちがお世話になりしました」

「え、あのミュージシャンの人らお弟子さんでしたか、道理で淡々としてはったんですね」

「夫:何かの縁ですし、この際、堅苦しいのは抜きにしましょう」

「ありがたいお言葉で、では早速」

「こんな美人の奥さんとどこで出会わはったん?」「接点がなさそうに見えるけど」

「妻:私から言わせて下さい」

「妻:私、よく願掛けに行ってたんです、彼のお寺に、家が近所なものですから」

「妻:私ってなぜか『雨女』で、大事なレースの試合になるといつも好天に恵まれなくって、で、彼が着ているその白いフード付きのドレスコードを私に貸してくれたんです、『これを着てレースに行ってみてわ』と」

「よー借りる人やなあ(笑」「ふふふ」

「しかし、なぜ貸さはったん?旦那さんそれ大事なもんでっしゃろ?」

「夫:法具ではありますが、ついつい看かねて、彼女、雨の日でも傘もささずに、ずぶ濡れで願掛けをしていたものですから」

「妻:だって、自分だけ傘さして雨を凌いでも何かご利益ないなあと思って」

「妻:そしたら、それを着てレースに参加した時は見事な晴天になったんです」

「妻:後日、お借りしたドレスコードを返したくって、・・・」

「もうそのくだりええわ(笑」「ははは」

「妻:これだけは最後に言わせてください、彼が私の『てるてる坊主』だったってことを」

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「後日談があるんやけど、聞く?」「はい?」

「彼女、出家したそうやで」「え?」

「レースクイーンが出家の道か、どんな道やろな」

きのこ漫談11-2

きのこ漫談10

桂菌師のきのこ漫談9

桂菌師の本日のきのこさん、いらっしゃい!

「どんな人が来るか、楽しみやね」「ほんとですね」

「夫:高知県出身マントカラカサタケ、妻:愛媛県出身ノウタケ」(どん)

「ちょっと対象外の人ら来たんちゃうの?」「どういうことです?」

「だってあれやろ、ジ○ムおじさんとバ○子さんやろ?、年行き過ぎてるし、そういうのは同●誌でやってもらわな」「まあいやらしい」

「夫妻:ばい菌マンを退治しに来ましたー、えぃ」

「うわーやられたーって誰がばい菌やねん!」「ふふふ」

「いきなり、何するん?ところで君らは何の人らなん?」

「夫妻:(仏門に入って)修行中のミュージシャンです」

「え、どういうこと?読経を頼んだつもりもないけど」

「夫妻:それでは聞いてください、『誰かの為に鐘は鳴る』」

「ちょっと待ちーや、急に歌われても困るわ」

「夫妻:では手短にやらせてもらいます」

「夫妻:煩悩の塊魂をサーチしたので、悪霊退散ビーム!」

「うわーやられたーって何度目やねん?」「二回目です」

「ビームって?僕何もしてへんで?」

「夫妻:音波でサーチしたところ、あなたに行き着きました」

「音?そういえば、おたくら木魚のあれにそっくりやなあ」

「は、それで」

「夫妻:はい、お仕事は終わりましたので、失礼致します💗」

「何や不思議な感覚やわ」「そうですね」

「ところで、『チーズはどこへ消えた?』」